漫画・脚本

日本シナリオ作家協会と日本脚本家連盟の違いは何?団体の目的も調査

漫画や小説などの原作を脚本し、ドラマ化や映画化する脚本家の組合、日本シナリオ作家協会。

そんな日本シナリオ作家協会と日本脚本家連盟の違いは何か気になりますね。

今回は

  • 日本シナリオ作家協会と日本脚本家連盟の違いは何?
  • 団体の目的

について調査しました。

日本シナリオ作家協会と日本脚本家連盟の違いは何?

脚本家の団体は大きく分けて2つあります。

脚本家団体

  • 日本シナリオ作家協会
  • 日本脚本家連盟

それではそれぞれの団体の特徴について詳しく見ていきましょう。

日本シナリオ作家協会

団体名日本シナリオ作家協会
略称シナリオ作協/シナ協
設立1965年
目的シナリオの著作権擁護、シナリオ作家の育成及び表彰・顕彰 他
本部東京都中央区日本橋人形町2-34-5シナリオ会館2F
理事長ハセベバクシンオー
日本シナリオ作家協会
略歴
1936年11月11日関東地区で任意団体「シャッポ―の会」を設立する
1937年1月15日関西地区で任意団体「関西シナリオ作家クラブ」設立する
1937年8月5日両団体を合流し、全国組織の任意団体「日本映画作家協会」を設立する
1949年月刊「シナリオ」誌を1949年10月号より同協会の機関誌とする
1950年12月14日文部省の認可を得て社会法人、「社会法人シナリオ作家協会」を設立する
1965年6月26日通商産業省の認可を得て協同組合となり、「協同組合日本シナリオ作家協会」を設立する。社会法人は教育、出版行う団体として存続。
略歴

日本シナリオ作家協会は、

日本の脚本家の組織する事業協同組合

のことです。

日本シナリオ作家協会は、映画メインの脚本家が多く所属しているようです。

A:日本シナリオ作家協会  ​B:日本脚本家連盟

どちらかといえば前者が映画メインの脚本家が多く、後者がドラマメインの脚本家が多い印象です。​

野木亜紀子さんXより引用

日本脚本家連盟

団体名日本脚本家連盟
略称日脚連
設立1966年3月1日
目的脚本家の著作権擁護
脚本等の著作権管理
脚本家の福利厚生
脚本家の育成
本部東京都千代田区一番町21番地一番町東急ビル2階
理事長鎌田敏夫
会員数連盟員   :1631名
著作権信託者:2385名(2022年3月)
日本シナリオ作家協会
沿革
1966年3月1日日本脚本家連盟を設立する
1970年新人作家養成のため、教育事業を開始
1974年4月1日脚本に関する仲介業務団体として文化庁が認可。脚本の著作権管理団体としての活動を開始
1987年著作権協会国際連合(CISAC)に加盟
2001年10月著作権等管理事業法改正に伴い、著作権等管理事業者として届出
沿革

日本脚本家連盟とは、日本で活躍する脚本家の大多数が加入する

日本最大の脚本家団体である事業協同組合

のことです。

日本脚本家連盟は、ドラマメインの脚本家が多い印象のようです。

日本シナリオ作家協会と日本脚本家連盟の目的は?

日本シナリオ作家協会の目的こちらです。

日本シナリオ作家協会の目的

  • シナリオの著作権擁護
  • シナリオ作家の育成及び表彰
  • 顕彰   他

日本脚本家連盟の目的はこちらです。

日本脚本家連盟の目的

  • 脚本家の著作権擁護
  • 脚本等の著作権管理
  • 脚本家の福利厚生
  • 脚本家の育成

日本脚本家連盟では、著作権管理も請け負っていることから日本シナリオ作家協会とは性質が若干異なるようですね。

そのため、日本シナリオ作家協会と日本脚本家連盟の両方に加盟している人もいる可能性がありますね。

脚本家が一人でテレビ局や映画会社と戦うのが難しいことから作られた、要するに組合です。入るも入らないも自由。入ると文美国保が使えるのでそのためだけに入っている人もいると思います。

野木亜紀子さんXより引用

まとめ/日本シナリオ作家協会と日本脚本家連盟の違いは何?

今回は日本シナリオ作家協会と日本脚本家連盟の違いは何かについて調査しました。

脚本家団体

  • 日本シナリオ作家協会:日本の脚本家の組織する事業協同組合
  • 日本脚本家連盟:日本最大の脚本家団体である事業協同組合

以上のことが分かりました。

また、それぞれの団体の目的はこちらです。

日本シナリオ作家協会の目的

  • シナリオの著作権擁護
  • シナリオ作家の育成及び表彰
  • 顕彰   他

日本脚本家連盟の目的

  • 脚本家の著作権擁護
  • 脚本等の著作権管理
  • 脚本家の福利厚生
  • 脚本家の育成

脚本家と原作者とのトラブルが気になるところですが、プロデューサーや出版社と共に擦り合わせて作品が作られることを願いたいですね。

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